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人間の味覚に関して

こうすけ歯科医院

人間の味覚に関して

 こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。

 面白い文献を紹介します。

 赤ちゃんの味覚に関する文献です。ヒトが初めて口にするものは、母乳ですが赤ちゃんは味を認識しているでしょうか?という実験です。生後4か月の赤ちゃんに、甘味として10%の砂糖水、酸味としてはレモン果汁、苦みとしては野菜を煮出したスープを準備してそれぞれ飲ましてどのような反応をするかという実験です。

 砂糖水(甘味)への反応は、夢中になってゴクゴク飲み、レモン果汁(酸味)への反応は、唾液いっぱいで、口元がよだれでベチャベチャになったとのことです。ゴーヤの汁(苦味)を舌にのせると、苦いものを出そうとする行動をみせ、野菜スープを飲ませると、最初はまずそうな表情をしたそうですが、これにグルタミン酸(うま味)を加えると、喜んで飲んだという結果になりました。

 以上の結果からわかったことは、赤ちゃんがうま味を認識していること、舌で甘みを感じると、体は「エネルギー源が入ってくるぞ」と備えること、酸味は危険なものが入ってくるシグナルで食物が熟していなかったり、腐っている可能性があるので、唾液を多量に出すことにより酸味を薄めようと反応し、苦みの場合は、拒否反応がさらに強く出て、自然界では毒のある可能性が高いため吐き出すような行動をみせるのだろうということがわかりました。

 甘味とうま味は受け入れ、酸味と苦味は拒否する。これは生きるために備わっている本能だという結論で締めてありました。

 ちなみに母乳には、うま味成分のグルタミン酸が豊富に含まれているそうです。

 

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