休診日
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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
歯科医院での治療は、多くの場合、むし歯や歯周病、入れ歯の製作や調整が多いかと思います。しかし、歯科医院ではこれらの治療のほかに、お口の粘膜の病気などの治療も行っています。
口内炎とは、一般的に「お口の中にできて痛みを生じる潰瘍」を指します。潰瘍にはいろいろな種類があり、最もよく遭遇するのが「アフタ性口内炎」と呼ばれるものです。これは、お口の粘膜にできる小さな円形の潰瘍で、周囲は赤く中心部は白く見え、中央がくぼんだ状態を呈しています。この中で周期的にできるものは、「慢性再発性アフタ」と呼ばれます。
慢性再発性アフタは、いまだ原因は不明であり、唇や頬、舌に1~数個でき、通常は1~2週間ほどで治ります。
そのほかにも、アフタはウイルスや膠原病、薬剤が原因で生じることもあります。「入れ歯や歯によって傷がついたり、歯ブラシによる傷」などもあり、歯科医院で判別してもらう必要があります。
慢性再発性アフタのある方は、口腔内を清潔に保ち、粘膜への接触をできるだけ避けましょう。治療には口内炎治療用軟膏も有効で、アフタができたらなるべく早く使用すると治りも早いようです。歯科医院によっては、レーザー治療を行っているところもあります。
1~2週間たっても口内炎が治らない場合、そのほかの疾患の可能性もあります(例えば口腔がん)口腔がんはそのままでは決して治ることがなく、徐々に大きくなっていきます。「1か月も治らない」、「徐々に大きくなっているようだ」「触ると硬い」などの症状があれば早急に歯科医院や口腔外科などを受信するようにしましょう。
※写真は、歯科雑誌「nico」からの引用です