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口呼吸で副鼻腔炎に⁉

こうすけ歯科医院

口呼吸で副鼻腔炎に⁉

こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。

今回も歯科雑誌「nico」からの引用です。

習慣的に口呼吸のかたは、「副鼻腔炎」になりやすいという報告が載っていました。「副鼻腔」というのは、人間の鼻の周りに存在する骨の空洞のことを言います。副鼻腔には、前頭洞、蝶形骨洞、篩骨洞、上顎洞という4つの空洞が、左右に1つずつ、合計8つあります。これらは薄い粘膜でおおわれており、正常な状態では空気が入っていますが、風邪などで副鼻腔内に細菌感染がおきると、この中に鼻水や膿がたまり、副鼻腔炎が起こります。副鼻腔は複雑な形態をしているため、いったん副鼻腔炎を起こすと膿が抜けずに、炎症を繰り返しやすくなります。症状としては、鼻づまりが長く続く、粘り気のあるドロッとした鼻水が出る、匂いがわからない、のどに回る鼻水がある、咳や痰が出る、頬あたりが痛い、頭痛がする、などがあります。

そんな厄介な副鼻腔炎ですが、睡眠中にマウステープを使って鼻呼吸にすると、症状が早く改善し繰り返しにくくなるという報告があります。

口呼吸で副鼻腔炎に⁉

それはなぜでしょうか?感染が起きている副鼻腔の中の細菌の種類を調べてみると、約半数が「嫌気性菌(酸素があると生きていられない菌)」だそうです。鼻呼吸に変えると、鼻から多くの酸素が副鼻腔に送り込まれるため嫌気性菌が減り、たまっていた膿が出やすくなるとのことです。

 一方、口呼吸のままだと副鼻腔に酸素が送り込まれないため、副鼻腔炎を繰り返しやすくなります。治療としては、まず抗生剤が処方されることが多いのですが、薬で治っても口呼吸をしている限り再発しやすくなります。治療と合わせて寝るときにはマウステープを使うと、常に新鮮な酸素が副鼻腔に入り、症状が安定していきます。

副鼻腔炎のうち上顎洞炎では、歯に原因がなくても、歯が浮くような感じがあったり、歯が痛んだり、噛むと響くような感じがあることがあります。これは、上顎洞と奥歯の根の距離が近いためで、そのような症状が現れます。このような患者さんも、抗生剤を飲んでもらいマウステーピングと鼻うがいを続けていただき、鼻呼吸を意識してもらうと歯の痛みも副鼻腔炎の症状も改善し、その後は症状を繰り返しにくくなります。逆に口呼吸のままだだと治療をしても副鼻腔炎、歯の痛みを繰り返すことになります。

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