入れ歯をがっちりさせるいい方法はないの?

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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
高齢の方で「入れ歯を使っているんだけども、だんだん入れ歯が合わなくなってきた。もっと食べることができる方法はないの?」と尋ねられることがあります。そのようなご質問に対して、インプラントを利用した方法があるのをご存じでしょうか。少数のインプラントを利用することにより、がっちりした動かない入れ歯を作成することができます。
注意点としては、歯周病になっていたり、喫煙されているかたではインプラントの寿命が低いことがわかっています。そのため歯周病などを治療してからインプラント治療に進む必要があります。全身状態としては、高血圧や心臓病、糖尿病や骨粗しょう症などの慢性疾患がある場合も注意が必要です。服用されている薬によっては、インプラント治療が適さないこともあります。
義歯に利用できるインプラント治療としては、IOD(インプラントを用いた総入れ歯)やIARPD(インプラントを用いた部分入れ歯)があります。これらは、入れ歯の安定性や快適さを向上させるために用いられます。とくにIODは、少ない本数のインプラントである程度噛む力を回復することができるため、費用対効果や患者さんの満足度が高いとされています。
治療後の注意点もあります。 健康であれば、ご高齢になってもインプラント治療を受けることは可能ですが、治療が終わっても歯科医院でのメインテナンスとセルフケアは絶対必要となります。どなたもいずれご自分でのセルフケアが困難になる可能性もありますので、歯医者さんと相談して、できるだけシンプルで清掃しやすい形態や種類を選択したほうがよいでしょう。
※写真は、歯科雑誌「nico」からの引用です