歯周病の原因菌てそもそも何?

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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
現在においてもはっきりとした答えは出ていませんが、歯周病における歯周病菌って何でしょうか?1800年代後半から研究は続いていますが、いまだに結論には至っていません。
歯周病の原因になる細菌はどこに棲みついているかというと、歯と歯ぐきの際にある溝(歯肉溝)の中です。
健康であれば浅い溝ですが、歯周病になると深くなり「ポケット」といわれるものを形成するようになります。このポケットの中では、何百種類もの細菌が存在しておりそこで大量にうごめいています。
この中から病原菌を探し出すわけですが、非常に大変なことです。10種類前後に絞られてきた感はあるものの、新しく歯周病菌と思われるものも見つかっておりまだまだ不透明です。そして1種類だけの菌が悪いのか、複数の菌で歯周病を引き起こすのかもよくわかっていなません。おまけに細菌の集まりのバランスの乱れ(ディスバイオーシス)が原因という説が、近年いわれるようになってきました。
「悪玉菌と善玉菌に分ける考え方は古い」という意見もありますが、「歯周病で見つかる菌と健康で見つかる菌は違う」ことも事実です。治療のターゲットははっきりしていませんが、プラーク(細菌の塊)を徹底的に取り除くと歯周病が改善することははっきりしています。ポケットの中は、衛生士が担当し、ポケットの外側は、患者さん自身が担当する。
お互いタッグを組んで、長期的に安定した口腔内を目指しましょう。
※イラストはすべて歯科雑誌「nico」から引用させていただきました。