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スポーツドリンクって実際どうなの?

こうすけ歯科医院

スポーツドリンクって実際どうなの?

 こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。

  スポーツドリンクって、体によさそうなCM流していますよね。実際のところどうなのでしょうか?経口補水液の濃度の目安は、生理食塩水の濃度0.9パーセントの約3分の1、すなわち500mlあたり塩1.5g(ナトリウム600mg)です。しかしながら代表的なスポーツドリンクの500mあたりのナトリウム量でみてみると、200mg~245mgしかなく、電解質補給には濃度が不足しています。

 また、水分補給において、吸収効率がよいのはブドウ糖2%前後です。つまりブドウ糖2%で補水すれば、静脈内への点滴と似た効果を生じますが、これよりブドウ糖濃度が高くても低くても効果は低下してしまいます。しかし、スポーツドリンクの糖質濃度はこの2~3倍で、しかもブドウ糖ではなく砂糖や異性化糖が使用されることが多いため、緊急性を要する病的脱水時には水分補給の効率が悪すぎるといわれています。スポーツドリンクはは「補水はブドウ糖2%」という基本ルールから大きく外れているのです。

 法政大学の左巻教授はこう述べています。「運動中にスポーツドリンクを飲み過ぎるのは身体によくありません。1時間ほどの運動ならそれほど血糖状態は変化せず、スポーツドリンクをたくさん飲むと糖分を多くとりすぎてしまいます。さらに、炎天下で脱水症状を起こしている場合には血液が凝縮しています。そこに糖分の多いスポーツドリンクを飲むと血糖値が急激に上昇してしまい、一種の急性糖尿病状態に陥る危険性もある」といっています。

 健全な健康状態を保つためにもスポーツドリンクの常飲、過剰摂取はやめたほうがよさそうです。

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